髪の毛が薄くなってしまう「薄毛」は、男性だけでなく女性にも多い病気です。原因は様々ですが、必ずしも自分の親からの遺伝とは限りません。薄毛になる原因を知り、自分自身に本当に合った対策を施していくことで、薄毛を食い止めることが出来るかもしれません。さて、人間の髪の毛は主に3つのサイクルで構成されています。
髪の毛が生え始めてから成長が止まる「成長期」、成長期から休止期に移行するまでの「移行期」、そして毛根が退化して毛が抜ける「休止期」で構成されており、髪の毛が生えて成長して抜け落ち、また新しい髪の毛が生える、というようなサイクルを繰り返してるのです。しかし、薄毛の人の場合、「成長期」の時期に髪の毛が十分に育たなかったり、髪の毛一本一本が細くなってしまうことで、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。髪の毛が育たなくなる原因は、遺伝や食生活やストレス、紫外線や不適切な髪の毛の手入れ、過度の飲酒や喫煙など、実に様々です。また、別の病気が引き金となって起こることもあります。
遺伝の場合、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量が多い体質が遺伝して、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。また、食生活やストレスなど、自分の生活習慣が原因で薄毛になってしまうことも多くあります。最近では、男性に多い「男性型脱毛症」の治療が病院でも出来るため、もし自分の毛が薄くなってきていると感じた場合は早めに病院で検査をしてもらった方が良いでしょう。